つかれたら、京都においで。
ぼーっとできる場所、あります。

落とし物の扱いに、京都の人のやさしさを垣間見る

ぼーっとできる京都

京都の街を歩いていると、たいていの落とし物は
道の端によけて置かれています。
落とし物が車に引かれないように、
人に踏まれないように
落とした人が探すときに目につきやすいように
ここにも、京都の人のやさしさが垣間見えます。

落とし物、します?

どこでもそうかもしれませんが、
道を歩いていると、
ふと落とし物に出会うことがあります。
京都でそれをよく見かけるのは、冬と夏。

冬の落とし物

冬に多い落とし物として見かけるのが、
・ニット帽や子どもの帽子
・マフラー
・耳あて
などです。
寒い日、夢中で遊んでいたり、
自転車の後ろに乗っていたりして、
落としたことに気づかないまま、
家に帰ってしまうのでしょう。

自転車の後ろに乗った幼児が落としたことに、
親御さんが気づかず、
お家に帰ってから、
「どこで落としたん?」
と聞いても、お子さんは聞かれてはじめて
「あっ、ない!」
と気づくのかもしれません。

通った道を遡って探すのは、一苦労です。
でも、京の人はやさしいです。

それは、落とし物を道ばたに
よけて置いてくれること。

京都の歩道の植木鉢の上に、落とされた子どもの帽子がそっと置かれている

たとえば、子どもの帽子。
歩道で落としたのでしょうが、どなたかが、
人に踏まれないように、自転車にひかれないように、
そして、落とし物だとすぐわかるように、
歩道から拾って、植木鉢やプランターなど、
家やマンションの前にあるものの上に、
そっと置いてくれています。

落とし物が、街と同化しているので、
アップの写真も。

植木鉢の縁に置かれた、落とし物の子どものニット帽

ちょっとした心遣いが、うれしくて、
ありがたいです。
自慢じゃないですが、私もよくものを落とすので、
もし自分が落としたときもこのように扱ってもらえたら、
見つけたときの喜びはひとしおです。

そうそう、マスクの落とし物もありました。
道ばたの低い木に、そっとかけてあったりして。
でも、マスクはどうなんでしょう。
取りに来る人、いるのかな……。

低い木の枝にそっと掛けられた落とし物のマスク

夏の落とし物

夏になると、今度はサンダル。
かかとをとめてなかったのかな?
プール帰りの子どもが、
自転車の後ろに乗っていて、気づかないうちに、
ぽとっと、落としたのかもしれません。
こちらも、片方だけ、
両方落ちていることはないです。

道路にぽつんと落ちている子どものピンクのサンダル

なかには、靴下が落ちていることも。
あまりに暑かったのでしょうか。
ハンカチやタオル。汗を拭いてたのかな?

たまに、眼鏡。サングラスはわかりますが、
眼鏡は…、前、見えてます?

歩道の端に落ちている黒い眼鏡

春先の落とし物

春が近づいてきた頃に
多い落とし物が、手袋。
温かくなると、ぬぎたくなりますよね。
思わず「あったかーい」と、手袋を脱ぎ、
カバンやポケットに入れたつもりが……。
子どもから年配の方のものと思われる、
各世代を問わずに落ちている手袋。
片方だけが多いです。

手袋に対抗してというわけではないでしょうが、
先日、長靴が落ちてました。
こちらは「暑くなったから」脱ぎ捨てた? 
それはないですね。

歩道の端の植え込みのそばによせられていた落とし物の片方の長靴

まさか、片方だけで帰ったわけはないでしょうし。
かかとがとれた? いや、ついてました。
道の悪い京都ですから、お仕事の人の長靴が、
トラックの積み荷から跳ねて落ちたのでしょうか。
これが一番あり得そうです。

京都の落とし物

京都で落とし物をしたら、落とした道を戻りながら、
道の端にも目を向けてみてください。
どなたか親切な人が、よけてくれているかも。

ハンカチの落とし物は100円ローソンの看板の上

また、京都を旅しているときに、
落とし物を見つけたら、道の端に。
そのときはあなたもりっぱな、京都の人。

その後、気になっていた植木鉢の上のニット帽は、なくなりました。
本人か親御さんが取りに来たのかな。
よかったね、ぼく。

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